一般社団法人宮崎県LPガス協会 ECOでクリーンなエネルギー LPガス

LPガスってなあに?

LPガスとは

LPガスとはLiquified Petroleum Gas、日本語に訳すと「液化石油ガス」の略称です。これは炭素と水素の化合物で、ご家庭で利用されているものはプロパン(化学式:C3H8)です。

LPガスは空気より重く、床面などの低いところに溜まるため、ご家庭などのガス漏れ警報機は部屋の低いところに設置されています。

LPガスは分散型(拠点供給)エネルギーなので、災害に強く、不純物のほとんどないクリーンエネルギーです。 


LPガスと都市ガス

LPガスと同様に利用されるものに都市ガスがあります。ただ、都市ガスには地域によって色々な種類があるので、引越しをした場合には今まで使っていた器具が利用できない場合がありますが、家庭用LPガスは規格統一されているので、どの地域であっても同じ器具を利用できます。

LPガスのカロリー量は都市ガスの2倍以上あり、配管も細くてすみます。

LPガスどこで採れるの?

日本のLPガスは約4分の3を海外からの輸入に頼っています。そのうち約80%がサウジアラビア、UAEなどの中東に依存しています。

こうして国内に入ってきたLPガスは、まず元売(現在20社)に渡され、そこから卸売業者やLPガススタンド、小売業者へと流通し、家庭やその他で利用されています。一般家庭などで利用されるLPガスは全体の40%程度で、残りは工業用や化学原料として利用されています。

さまざまなところで利用されています!

LPガスは家庭で利用されるだけでなく、様々なものに利用されています。


LPガス自動車

現在街中を走っているタクシーの多くは燃料費の安さなどからLPガスを燃料としています。

LPガス自動車は、エンジンが静かで、SOx・NOxがほとんどなく、黒鉛・PM(粒子状物質)を排出しないので、排ガスのクリーン性が注目されるようになり、トラックなどのディーゼル自動車に変わるクリーンエネルギー自動車として注目されています。


燃料電池

LPガスを原料として発電する燃料電池も業務用をはじめ、一般家庭でも利用されつつあります。

LPガスの水素と酸素を化学反応させて、電気と水を発生させるものですが、この廃熱を利用して暖房や給湯にも利用できる画期的なシステムとして期待されています。